●日時:2023年3月16日 (木) 10:00〜12:00
●場所:グリンヒルビル セミナールーム(東京都中央区日本橋茅場町1-10-8)
●概要
今年も株主総会のシーズンが近づいてきましたが、近年、株主総会は、経営者と株主が対話を行う場としての重要性が高まっており、株主の意向を汲みながら建設的な対話を行うことが株主総会における重要なミッションになっています。
こうした状況の中で、各社、株主との対話を充実したものにするべく、想定問答を作成し、練習を重ねながら株主総会に臨んでいるわけですが、各社の対応状況を見ていると、株主、とりわけ機関投資家と建設的な対話をするうえで理解が欠かせないコーポレートガバナンスに関する基本概念の意味や投資家の関心事項を把握できていないと思われるケースが多く見受けられます。これらの前提知識を欠いたままでは、想定問答を作成して練習を重ねたとしても、株主からの信頼の獲得に繋がる対話は実現されず、回答内容によっては、アクティビスト株主を刺激することにもなりかねません。
本セミナーでは、これから株主総会の準備を進めていくうえで役員や実務担当者が知っておかなければならないコーポレートガバナンスに関する基本的な概念や投資家の関心事項などの前提知識について、実例や海外の法制度・実務などにも触れながら、ポイントを絞ってわかりやすく解説していきます。
●詳細
1.株主総会に際して知っておきたい前提知識 80分
(1)上場企業の現状と外部環境の変化
(2)ソフトローの活用と留意点
(3)コーポレートガバナンスに関する基本概念の意味
(「企業価値向上」や「株主に対する受託者責任」など)
(4)求められる資本効率とROE経営の弊害
(5)ESGスコアと企業価値
(6)ESG・サステナビリティ対応の落とし穴
(7)取締役会の役割と課題
(8)社外取締役の活用と課題
2.アクティビスト株主の動向と対応 20分
(1)アクティビスト株主の要求と戦略
(2)アクティビスト株主との向き合い方と対応にあたっての留意点
(3)油断できないオーナー系上場企業
(4)アクティビスト株主に入られないようにするために必要なこと
3.株主総会の準備を進めるにあたっての留意点 10分
4.質疑応答 10分
●申込:金融財務研究会